■ 沿革
小友館は新城周辺を支配した阿部氏の居館であった。阿部氏は安東氏の一族であるとされ、阿彦氏とも称する。一説には安東久季が館主であったとされる。
永享6年(1434)頃の館主は阿部綱末の子、中務小輔久末といわれている。
阿部氏は近隣の岩城館を居館とする岩城氏の勢力が増大すると共に次第に衰退していった。
■ 構成
標高193mに位置する。
本丸跡・馬場跡・権現台・馬洗場跡・見張跡・大井戸跡などが残っており、土塁・空堀も存在する。
■ 現況
現在は公園として整備されている。
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■ 登道
城域南側よりの道。麓から登るとかなりの行程である。 |
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■ 西の平場より東の平場を望む。
西と東の間は一段低くなっており、空堀であったのか平場であったのかは不明。
空堀にしては広すぎる。
画像左上に写る東屋が東の平場。 |
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■ 東側の平場
西側より高所に位置し、切岸で囲まれている。 |
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■ 本丸跡
城域の北側奥に位置する。
こちらは公園として整備されていないため、木々に覆われている。 |
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