つくかけだて
築掛館
築掛館  訪問年月日  2012年4月22日 / 2012年6月30日
 別称  −
 所在地  秋田県潟上市飯田川飯塚僧ヶ沢
 創築者  −
 主要城主  飯塚越前守
 築城年  −
 廃城年  −
 様式  山城
 構成  −
 遺構  郭・空堀
 設置・復原物  −
 文化財指定  −
 ■ 沿革
築掛館の詳細は不明であるが、館主の名に飯塚越前守の名が伝わる。
飯塚越前守は北側に隣接する小玉館の館主でもあり、その近さから築掛館は小玉館と同一の館であった可能性も考えられる。

なお「築掛」とはつくりかけの意味を持つため、小玉館を改築もしくは拡張しようとしたが、何らかの事情によって完成しないまま築造を中止した跡とも考えられる。位置的に北側より「小玉館」「築掛館」「鷲尾館」と連郭状となっており、実際にはこれらは一つの館であったか、もしくは一つにしようと考えていた可能性もある。


 ■ 構成
南側に位置する鷲尾館W郭の北側に位置する単郭の館であり、東西25m×南北40mの面積である。東側、北側、南側にそれぞれ3〜4段の帯郭が設けられている



 ■ 現況
かつては標柱が建てられていたと言われるが、現在は見当たらない。
ベンチや東屋、トイレが設けられているが全くの未整備である。

■ 館跡北側
現在道路となっているが、空堀であった可能性も考えられる。
■ 西側帯郭か
少し前まで畑地として利用されていたようである。
■ 主郭
現在は藪に覆われている。