えぞがたて
狄ヶ館
狄ヶ館跡 遠望  訪問年月日  2007年8月18日
 別称  −
 所在地  青森県つがる市森田町大館
 創築者  −
 主要城主  赤治鬼(あかじき)
 築城年  −
 廃城年  −
 様式  山城
 構成  −
 遺構  堀
 設置・復原物  −
 文化財指定  −
 ■ 沿革
沿革は不明だが、この館にはかつて赤治鬼(あかじき)という勇猛な男が住んでいたといわれる。
赤治鬼はその名を近隣に轟かせていたが、坂上田村麻呂がねぶたを造って誘い出し、これを滅亡させたという。
赤治鬼とは、おそらく大和朝廷軍に対抗していた蝦夷であったと思われる。


 ■ 構成
南側より丘陵が続いており、北側は切立った崖、東西は急斜面で囲まれている。
頂部には直径60mに及ぶほぼ半円状の幅3〜5m・深さ1m程度の堀が認められるという。
往時には鉢巻状に一周していたと思われる。


 ■ 現況
藩政時代に館跡東方に溜池が造られており、往時の遺構は不明である。

■ 北東端
館跡の北東側。
■ 北西側
外周を堀跡がめぐっているというが確認できなかった。
■ 東側
輪郭ははっきりしている。
■ 小狄ヶ館跡
狄ヶ館跡東方250mに位置し、小狄ヶ館と呼ばれる。
お互いの関連性は不明。
■ 湿地
小狄ヶ館北側に位置する。
■ 狄ヶ館溜池
館跡の東方に位置する。藩政時代に造られた。