なかさとじょう
中里城
中里城 石碑  訪問年月日  2006年8月19日
 別称  −
 所在地  青森県北津軽郡中泊町中里亀山
 創築者  −
 主要城主  新関又二郎・中里半四郎・高坂修理
 築城年  −
 廃城年  −
 様式  山城
 構成  主郭
 遺構  郭・空堀・土塁・井戸跡・住居跡
 設置・復原物  住居跡・説明板
 文化財指定  県指定史跡
 ■ 沿革
中里城の創建は明らかではないが、発掘調査の結果、遺構は縄文時代前期(約5500年前)まで遡れるという。

城主に関しては、建武元年(1334)の『津軽降人交名注進状』に新関又二郎の名が見える。
他には津軽氏に追われて南部八戸へ逃れた中里半四郎や、また城の西下には高坂修理の居館があったとされる。

 ■ 構成
中里城は、津軽山地より西へ伸びる標高約50mの丘陵上に位置し、3つの区画から構成され、主郭と思われる郭の周囲には帯郭や空堀、土塁などが見られる。南の神明宮のあたりまで城域であった様である。

 ■ 現況
現在は「中里城史跡公園」として整備されている。

■ 入口
東側が史跡公園の入口となっている。
■ 通路
上記画像を登りきったところ。右側が主郭へ、左側が神明宮へと分れている。
これは主郭方向を望んだところ。
■ 主郭跡東側
主郭跡は中央で空堀と土塁で区切られている。
■ 井戸跡
木枠で再現されている。
■ 主郭土塁・空堀跡
主郭中央部を区切っている土塁と空堀である。
土塁側が西側である。
■ 橋
空堀南側に位置する橋である。
木橋で再現されている。
■ 主郭土塁裏側
主郭の西側である。
■ 主郭柵列
主郭の南側85mにわたって柵列がめぐらされていたものと思われる。
■ 竪穴住居跡
この様な住居跡が無数存在する。
■ 主郭空堀跡
主郭南側は柵列がめぐらされているのに対し、北側は空堀がめぐらされている。
■ 主郭西側
住居跡や石碑が設置されている。
■ 主郭西側全景
展望台より望んだところ。
■ 神明宮
城域の南に位置する。
■ 郭跡
神明宮周辺も城域であったと思われる。
■ 神明宮南東側
帯郭状になっている。
■ 神明宮南東側
上記画像のさらに下側である。