はちまんだて
八幡館
八幡館跡  訪問年月日  2010年5月22日
 別称  −
 所在地  岩手県滝沢市大釜字白山
 創築者  −
 主要城主  大釜氏か
 築城年  −
 廃城年  −
 様式  山城
 構成  −
 遺構  郭・空堀・竪畝堀群
 設置・復原物  説明板・方位板
 文化財指定  −
 ■ 沿革
八幡館は大釜館の西方1.5kmの地に位置する山城である。
館主は大釜氏といわれる。八幡館と大釜館の2つの館は一連していたものと思われ、平時の居館は平城である大釜館に居住し、戦時にはこの八幡館に籠ったものと推察される。


 ■ 構成
標高247m、比高約90mの八幡館山の山頂に位置する。
館域は東西170m×南北130mの範囲であり、主郭は頂部の直径40mの規模である。
主郭の東から南にかけて一段低く腰郭を設け、東側の尾根上には階段状に五段の竪堀が設けられている。


 ■ 現況
現在、主郭跡には送電線が建てられており、方位板が設置されている。
また、竪堀群の一部が良好に残る。

■ 遠望
東側より望む。
■ 説明板
麓に説明板が設置されているが、ここが入口ではない。
■ 入口
説明板より100m程度南に位置する。
■ 空堀跡か
頂部に向けて一筋、長い溝が存在する。
空堀跡か、道跡か後世の改変かは不明である。
■ 登道
■ 竪堀跡
中腹に設けられた竪堀跡。
■ 竪堀跡
二重堀になっている。
■ 腰郭
頂部より一段下に位置する。
■ 主郭
頂部に位置する。
■ 主郭よりの眺望
滝沢村大釜地区が一望できる。