ふながただて
舟形館
舟形館 遠望  訪問年月日  2008年4月26日
 別称  −
 所在地  岩手県胆沢郡金ケ崎町西根南町
 創築者  −
 主要城主  −
 築城年  −
 廃城年  −
 様式  山城
 構成  主郭
 遺構  郭・空堀
 設置・復原物  説明板
 文化財指定  −
 ■ 沿革
舟形館の館主・沿革は不明であるが、金ヶ崎城の南西約300mの地に位置しており、何らかの関連性を伺わせる。

安永5年(1776)の『風土記書上』の中で「小白山泰養寺 一小名 舟形館」とあり、江戸時代には泰養寺の所在地を地名として「舟形館」と呼んでいた事が判る。

小白山泰養寺は永禄元年(1558)、鶴庵全賀大和尚によってこの地に開山された。
寛永21年(1644)、金ヶ崎城に大町備前守定頼が入ると、大町氏によって保護され、大町氏並びにその家臣団の菩提寺とされた。


 ■ 構成
舟形館の名は、形が舟に似ていた事から名付けられたといわれる。
単郭の館であり、東西約160m×南北約90mの規模であった。
北側と東側は谷を利用した堀で囲まれており、南側にはかつて胆沢川が流れていた。


 ■ 現況
現在、館跡には小白山泰養寺が位置している。

■ 小白山泰養寺
かつての主郭跡である。
■ 南側外周
往時は胆沢川が流れていた。
■ 南東側外周
谷を利用した空堀となっている。
■ 北側外周
谷を利用した空堀となっている。
■ 北西側外周
奥州街道(現県道270号線)が通っている。
■ 西側外周
明治時代の初めに現在の道路が通った際、館跡の一部を削ったといわれる。
■ 地図
説明版より。