いぬぼえもりだて
犬吠森館
犬吠森館 館森神社入口  訪問年月日  2009年11月22日
 別称  −
 所在地  岩手県紫波郡紫波町犬吠森
 創築者  −
 主要城主  東民部
 築城年  −
 廃城年  −
 様式  山城
 構成  主郭・物見
 遺構  空堀
 設置・復原物  −
 文化財指定  −
 ■ 沿革
犬吠森館の沿革は不明であるが、高水寺斯波氏の当主であると思われる「志和孫三郎」の伯父・東民部なる者が犬吠森に居住していたとされる。
それ以外の詳細は不明であるが、立地的に高水寺城の支城的役割を果たしていたものと思われる。


 ■ 構成
高水寺城から北上川を挟んで東方約1kmの地に位置する。
主郭は比高約60m、東西約60m×南北約80mの規模であり、北側・西側・南側の三方向に派生する尾根上に各郭が存在する。また東方は二重堀を配している。


 ■ 現況
現在、犬吠森館跡の西側に館森神社が祀られている。
主郭跡は未整備であり、ほとんどが藪となっている。

■ 館森神社入口
北上川東岸の遠野街道(現在の国道456号線)沿いに位置する。
■ 館森神社登道
急斜面に金属製の階段が設けられている。
■ 館森神社南側
段築が確認できる。
■ 館森神社南側
■ 館森神社
現在は館森神社境内となっているが、その比高から物見的役割があったものと思われる。
■ 館森神社入口
東側の出入口。後世の改変のものであると思われる。
■ 平場跡
館森神社東側。現在は畑地となっている。
■ 主郭跡か
現在は藪となっている。
■ 井戸跡か
このようなへこみが複数確認できる。