たいらだてじょう
平館城
平館城 石碑  訪問年月日  2005年4月29日
 別称  −
 所在地  岩手県八幡平市平舘
 創築者  −
 主要城主  平館氏
 築城年  −
 廃城年  −
 様式  山城
 構成  −
 遺構  郭・空堀
 設置・復原物  −
 文化財指定  −
 ■ 沿革
平館城は一戸氏の一族・平館氏の居城である。
一戸城主である一戸政連の弟・信濃守政包が平館氏を継ぎ、1,000石を領して平館城を居城とした。

天正9年(1981)7月、一戸城において政連が子の出羽と共に九戸政実によって刺殺されるという事件が起きた。この事件で政包も殺されたとする資料が存在する。しかし九戸政実の乱の際、政包が政実方に付いて三戸方の田頭城を攻めたとする資料もあるので、一戸城の事件は政包が実行したものと思われる。

後に平館氏は南部氏によって断絶されるが、津軽石行重の子が平館を継ぎ、平館彦六と名乗って再興した。


 ■ 構成
標高299mの館山周辺に位置する。
城は大きく分けて2ヶ所、八幡神社裏手の山と、東南に位置する館山の2郭である。


 ■ 現況
現在は館山公園として整備されている。

■ 入口
「平館信濃守政包城跡」の石碑脇が入口となっている。
■ 登道
郭跡と思われる段差が確認できる。
■ 土塁跡か
社が存在し、土塁らしき盛上りで囲まれている。
■ 社
何かが祀られていた。
■ 頂部平場
郭跡か。この奥にも堀切のようなもので遮られながらも道は続いていた。
■ 裏手
城の裏手、八幡神社周辺である。
■ 遠望