ひらかただて
平形館
平形館跡  訪問年月日  2008年5月3日
 別称  −
 所在地  山形県鶴岡市藤島町平形桜屋敷
 創築者  
 主要城主  平賀善可か
 築城年  −
 廃城年  −
 様式  平城
 構成  主郭
 遺構  土塁
 設置・復原物  説明板・標柱
 文化財指定  県指定史跡
 ■ 沿革
平形館は文献に記載が無く、時期・館主共に不明であるが、鎌倉時代に有力な在地豪族によって築かれたものと思われる。位置的には藤島城に近く、支城として何らかの関連性を伺わせる。
一説には天正18年(1590)、豊臣秀吉の太閤検地の際に、これに反抗して川南一揆を指導した平賀善可の名が館主として挙げられる。
平形館はこの一揆の鎮圧と同じ時期に破却されたものと思われる。


 ■ 構成
平形館は単郭の館であり、東西約100m×南北150mの方形状であった。
外周を土塁で囲み、その外側には堀を擁しており、東側と南側に門が存在していたと思われる。


 ■ 現況
現在は農地となり、さらに線路によって分断されており、遺構はほとんど破壊されている。
僅かに西側の土塁の一部が現存している。

■ 西側土塁跡
高さ1〜2mの土塁が残っている。
■ 説明板
土塁北側端に設置されている。
■ 主郭跡
現在は畑となっており遺構はほとんど残っていない。
■ 主郭跡南側を望む
南側にも土塁が存在し、門が位置していた。
■ 羽越本線
館跡を分断している。
■ 館跡北側
畑が広がる。
■ 地図