小田川城 天守  訪問年月日  2007年8月19日
 別称  小田川温泉ホテル
 所在地  青森県五所川原市金木町大字嘉瀬字端山崎
 創築者  羽柴筑前守秀吉か
 主要城主  三上氏
 築城年  天正7年(1579)か
 廃城年  ?
 様式  平山城
 構成  宮内庁・海軍省・文部科学省・国防省・他
 遺構  −
 設置・復原物  天守(模擬か)・城門(模擬か)
 文化財指定  −
 ■ 沿革
−羽柴秀吉落胤の珍説−
天正7年(1579)、羽柴筑前守秀吉は織田信長の命を受けて、奥州津軽地方喜良市群落の山林「大判沢」という所に金採掘の為、総勢一万三千五百人の兵を連れてやって来たという。
その時、喜良市と嘉瀬の間の小田川山に出城をかまえて小田川城を築城、金採掘の為に小田川城から指令を出し、金採掘の人たちの宿泊の地となったのである。
その時、羽柴秀吉は喜良市群落の酋長、喜良市三上佐助高敏の長女とら姫と縁を結び、その長男は羽柴と三上の2つの姓を名乗り、津軽の守護代として数百年続いたという。
(現地説明板より)

現在の小田川城は17代城主羽柴誠三秀吉氏の手により、平成2年(1990)7月25日に復原したものである。

−17代城主の活動−
昭和年間(1926〜89)になると17代三上誠三氏が「羽柴秀吉」を名乗り、各地の選挙に出馬している。
選挙 政党 得票数 順位
昭和51年(1976) 金木町長選 649 3/4
平成11年(1999) 東京都知事選 2,894 10/19
平成12年(2000) 大阪府知事選  26,781 4/4
平成12年(2000) 衆議院選大阪1区 6,347 4/4
平成13年(2001) 参議院選比例区 自由連合 9,382 12/47
平成14年(2002) 長野県知事選 9,061 5/6
平成15年(2003) 大阪市長選 32,126 4/5
平成17年(2005) 五所川原市長選 5,718 2/2
平成17年(2005) 衆議院選神奈川11区 2,874 5/5
平成18年(2006) 五所川原市長選 1,415 3/3
平成19年(2007) 夕張市長選 2,988 2/7
平成19年(2007) 参議院選北海道選挙区 103,282 5/8

いずれも結果は落選で終わっている。

−度重なる火災−
かつては城内に「小田川温泉ホテル」として平等院鳳凰堂を模した建造物が存在したが、平成12年(2000)3月に全焼し、建て直した際には国会議事堂を模した建造物となった。しかしこの建物も平成22年(2010)4月に全焼している。



 ■ 構成・現況
連結式の天守を中心に、宮内庁(城主邸宅)・海軍省・文部科学省・国防省・神社庁が置かれている。
また施設として、小田川温泉ホテル・小田川城稲荷神社・野外ステージ・羽柴環境化学工業などが点在する。

■ 入口
小田川藩国道1号線の標識がある。
■ 小田川藩国道1号線標識
農耕車優先との事。
■ 小田川城入口
高台を利用して建てられている事が分かる。
■ 城門前
大阪城を意識したデザイン、のような気がする…
■ 城門
表記は「小田川藩帝国」。
■ 勝手口?
城門脇に位置する。
■ 帝国海軍省
城門を通過して一番手前に位置する。
■ 帝国海軍省
鷲の中央に桐の紋のエンブレム。
■ 帝国海軍省遠望
ミサイルが配備されている。
■ 小田川帝国ミサイル防衛局説明板
核弾頭から放射能が漏れている恐れありとの事。
■ 三左衛門溜池
帝国海軍省脇に位置する。
旧金木町は海に面していなかったので「海軍??」であったが、ひょっとしたら水軍の事であろうか。
■ 科学文部省入口
「軍事原子力研究所」の表記がある。
■ 文部科学省
十字架があるという事は教会であろうか?
それにしてもラブホテルのようなデザインの建造物が続く。
■ 天守遠望
連結式の天守である。
■ 宮内庁入口
天守の下に位置する。
■ 宮内庁
こちらからは個人邸宅であると思われる。
■ 小田川温泉ホテル
国会議事堂を模している。
かつては平等院鳳凰堂を模していたが火災により焼失。建て直した際にこの様になった。

■ 国防省遠望
ホテル脇の高台に位置する。
■ 国防省ミサイル
「ICBM」の表記が確認できる。空の防備はバッチリ。
■ 国防省
「ミサイル基地」の表記が確認できる。
■ 屋外ステージ
「楽市楽座」の表記。劇場の「座」とかけたものか。
■ 神社庁
正月にはお守りなど販売しているのであろうか。
■ 小田川城稲荷神社遠望
■ 小田川城稲荷神社
宗教法人化しているのであろうか。
■ 羽柴環境科学工業
■ 羽柴環境科学工業
城門に匹敵する規模の門構えである。
■ 羽柴環境科学工業
産業廃棄物処分業の資格もあるようである。
■ 天守遠望
温泉ホテル側よりの遠望。
■ 住民?
天守下に繋がれていたヤギ2匹。
■ 小田川エンデペンデース
「エンデペンデース」はわざと訛って表記しているのか、それともマジか…
■ 陸軍攻撃機動部隊
数えてみたところ、ローダー1台、バックフォー7台、ミニバックフォー1台の大部隊である。
攻撃というよりはどちらかというと防御に近いような…
■ 説明板
………
■ 支城か
所変わって五所川原市役所すぐのビルである。
こちらも大阪城を意識したデザイン。
■ 看板
上記ビルの向かいの看板。
フレーズは「青森の大バカ者で終わるか 天下を取るか 決戦 大阪城攻略」。
頑張ってくれ。





おだがわじょう
小田川城